サプライズで誕生日を祝ったりプロポーズをしたり。その瞬間を写真に収められたら最高ですね。
しかし、全員が皆、サプライズが好きというわけではありません。そう、サプライズは嫌い、苦手な人だっています。そんな人の心理に迫りましょう。
とにかく恥ずかしい、申しわけない
周りが「サプライズ、サプライズ」と盛り上がっている様子を見て、自分がまるで「さらし者」になっているように感じてしまう人もいます。
目立つのが好きな人や主役が好きな人はいいでしょう。でも控え目でおとなしいタイプの人は、本人との意思に関係なくいきなり主役にさせられることはあまり好きではありません。
周りの視線が気になって楽しめないのです。
また、周囲に対して「こんなに私のために色々と準備してくれたのが申し訳ない」と思ってしまう人もいます。
さらに感情を一気に表に出して「ありがとう!うれしい!」と表現するのも恥ずかしいのです。
リアクションができない
テレビで見る「リアクション芸人」のリアクションは見事としか言いようがありません。それを一般人に求めるのはちょっと酷。
もちろん、普段から大げさなリアクションを取るタイプの人であればいいでしょうが、あまり感情を表に出すのが得意ではない人もいます。そういう人に取ってはちょっと苦痛に感じたりします。
カメラを構えている人は、普段おとなしいからこそ、その人のリアクションが見たい」と感じているでしょうが、本人にしてみれば、どうしていいか分からないうえに、周りが求めているリアクションに応えることができずますます「悪いなあ」と思ってしまいがちです。
一番大切な「自分の気持ち」」が後回しになる
サプライズを仕掛けられると、その対応にアタフタしてしまい、サプライスしてくれたことに応えるので精一杯。そして周りの雰囲気に流されている感じになってしまいます。
本人としては、一番大切にしたいのは「その瞬間の自分の気持ち」なのですが、あれよあれよという間にことが済んでしまい、自分の気持ちだけが宙ぶらりんになって置き去りにされているような感覚さえ覚えるのかもしれません。
倍返し?しなくてはならない
誕生日でも結婚式でも、「祝ってもらった祝い返さなければ」という心理は当然働きます。そのため、誰かにサプライズをしてもらったら、今度は自分がしてあげる番だ、どうしよう。。。と思ってしまうのです。
例えば自分のプロポーズの時に友人数人がサプライズに協力してくれたら、その友人全員のために今度は私が何か考えなければならない、とプレッシャーを感じてしまいます。
彼と2人だけのプロポーズの場合でも同様。今度は彼の誕生日か何かに私がサプライズを仕掛けなければ、と気になってしまうのです。
本来の誕生日を祝う気持ちが「サプライズをしなくては」と脅迫観念に駆られたら、本末転倒ですね。