プロポーズされたときは、記念に写真を撮っておきたいですよね。その時の喜びや感動は、後になって見返しても良い思い出になるでしょう。
もちろん二人が幸せそうに映っていればそれに越したことはありませんが、ちょっとSNS映えする写真を撮りたいと思いませんか？
一緒に花束をもらったり指輪をもらったりするかもしれません。もしくは手紙だったりするかもしれません。
シンプルに言葉だけでも素敵ですし、一輪の花とともに厳かにプロポーズされるのもぐっときますね。
写真を撮るときに、目立たせたいものに対し、周りに補色を持ってくる、というアイデアがあります。これはアイデアでもありコツでもあり、被写体をぱっと目立たせたいときに有効です。
わき役が主役を引き立てるのは、どんな世界でも同じなんですね。そんな時にうまく補色を使って引き立たせる手法を覚えておくと、何かと便利です。
目次
「補色」って聞いたことはあるけど、原理はどうなっているの？
補色という言葉は、誰もが一度は聞いたことがあるでしょう。色相環という色の輪を見たことのある人は多いのではないでしょうか。
色相環とは、丸い円のまわりに色がグラデーションで並んでいるものです。そして、その色同士が正反対の位置にあるものを「補色」といいます。
例えば、オレンジの反対には青があり、黄色の反対には紫があり、赤の反対には緑があります。
絵具で補色同士を混ぜると濁った灰色になるという特徴があるそうです。
隣に配置するとお互いを目立たせる補色
補色同士を隣に配置すると、お互いを引き立ててそれぞれが目立つように見えます。すなわち、コントラストが強くなるのです。
そのため、使い方によってはパッと目を引いたり目立たせたりできます。コートの補色にマフラーの色を選んだりすることも多いです。
これは、さまざまな写真に応用できます。もちろん、プロポーズ写真に応用すると素敵な写真に出来上がります。
具体的には、指輪の入った箱と包みの色を補色同士にしたり、花束の花の色の補色で周りを覆ったりなどです。こうすることで、主役が引き立ちますし、写真に撮った時でも主役がパッと目を引いて目立つのです。
「補色」と似た「反対色」
補色と似た言葉で反対色がありますが、似ているようで微妙に異なります。反対色は対立する性質をもった色で、色相と明度と彩度の3つの指標で表します。
色相環でみると、その補色あるいは補色に近い色のあたりが反対色になっています。
補色使いを制すると写真の色合いはとてもエキゾチックな仕上がりになる！
インスタグラムやツイッターで見る写真で、素敵だな、印象深いなと感じるものは、補色使いが上手な写真が多いのを知っていますか？
例えば緑色がかった壁にオレンジ色の花が飾ってあったり、紫の蝶が黄色い花の上を飛んでいたり。料理の世界も同じで、マグロの下にシソの葉を引くと、マグロがとてもおいしそうに見えますよね。また、ちょこんと乗っているワサビも緑色で、また食欲をそそります。
このように、プロポーズの写真を撮るときに、プレゼントされたものに対して周りや背景を補色のものにすると主役が引き立ちます。もちろん未来の花嫁を引き立たせるときにもこのアイデアやコツは覚えておいてうまく利用して下さいね。