モノクロ写真には、カラー写真とは違った魅力があります。
一見古臭く思われそうですが、カラー写真があふれる現代では、逆に新鮮に感じ目がとまります。
迫力あるスポーツ写真も良いですが、モノクロでオシャレなスポーツ写真も撮影してみませんか。いつも撮影しているスポーツ写真とは違った雰囲気の写真が出来上がります。
モノクロ写真について
モノクロ写真は、白黒の濃淡だけの世界で他の色がありません。そのため、まず形に目がいきます。少ない情報で豊かな世界を魅せる、省略の芸術がつまっているのです。
カラーの写真は、現実をそのまま再現するリアルがつまっていますが、モノクロは色がないだけで抽象的になります。リアルなカラー写真は実用的。抽象的なモノクロ写真は非リアルで芸術的。そのように考えている方もたくさんいます。
モノクロ写真なら、コントラストに気を配る!
インパクトのあるモノクロ写真を撮影するならば、コントラストに気を配るのが不可欠。
と言っても、コントラストって何?と思われる方も多いでしょう。
コントラストとは、明暗差のこと。例えば例をあげるなら、真夏に屋外にいる人を思い浮かべてみましょう。太陽に照らされた顔の明るい部分と、影になった暗い部分がありますよね。撮影すればコントラストの強い写真が撮れます。
コントラストがないと、全体的に均一な明るさとなり、メリハリのないのっぺりとした写真になってしますのです。
コントラストだけでなく、トーンも強調してみる
モノクロ写真を撮る際に、もう一つ重要なのがトーンです。
トーンとは、色の濃淡の調子のこと。
コントラストとトーンを強調することで、モノクロ写真は際立って見えてきます。
形や質感を大切に
モノクロ写真で特に大切にされているのが、形や質感です。
モノクロは色の違いで表現するのではなく、線と形で表現することになります。
カラーフィルターで印象が変わる
モノクロ写真を撮影する際、カラーフィルターを使うと印象的な写真が撮影できることがあります。
これは、フィルターと同じ色は明るく撮影できるためです。
被写体の協調したい部分に合わせたカラーフィルターを使って撮影してみるのもおすすめですし、色々なカラーフィルターで実験してみるのも良いでしょう。オシャレなモノクロ写真