コロナウイルスが流行する中、すっかり運動不足になってしまっている子どもは多いのではないでしょうか。
運動が好きな子どもなら、毎日ランニングやウォーキングをしたり、公園で遊んだりしていますが、運動が苦手な子どもの中には全く身体を動かさなくなってしまう子もいるでしょう。
今回は、運動しないことについて、メリットとデメリットをご案内します。
運動しないことで起こるデメリット
・太る
運動しないとどうなるのか、考えた際にほとんどの方が思いつくのが「太る」と言うことではないでしょうか。
太ると、元の体重に戻すことが大変なのはご存知の通り。
・脳が退化していく
運動をしないと、脳に刺激が少なくなります。そうすると、脳が萎縮して記憶力が低下していくのです。
学校で強制的に行われていた体育の授業は、脳のためにも良いことだったんですね。
運動をすると、脳細胞が傷つくスピードを遅らせることができます。
・冷え症になる
今、冷え性に悩む若者が増えており、子どもでも冷え症になることがあります。
これは、運動不足も原因の一つと言われているのです。
運動をすると基礎代謝が上がり、冷えを予防することができます。
・疲れやすくなる
運動をしないと心肺機能が衰えてしまい、持久力が低くなるのです。
身体を動かすと息が上がるようになり、疲れやすい身体になります。
また、何もしていないのにダルイといった症状も。
・病気を引き起こす
高血圧や高脂血症、糖尿病など、子どもでも運動不足は生活習慣病の原因になりかねません。
また、運動不足は筋肉量を減らしてしまうため、筋肉と連携している骨も弱くなり、骨密度が下がります。
・ストレスがたまる
運動をしないと、交感神経に異変が起きてしまい、ストレスが溜まっていきます。
その結果、イライラと怒りやすくなったり、逆にネガティブになって落ち込んでしまったり、不安感に襲われたり。
人によって症状が違いますが、中には1日の間に怒って泣いて笑って落ち込んでと感情の起伏が大変なことになる人も。
ストレスがたまり、体重が増え、疲れやすくなると、さらにストレスがたまりうつ病にもなってしまいますので要注意。
運動しないことでのメリット
・本人が楽をできる
運動せずに家でゴロゴロ。楽ですよね。
スポーツは、きつかったり、辛かったり、疲れたりしてしまいます。
楽できることはメリットですが、そこから引き起こされるデメリットはとても大きくて、結果的にもっと辛い思いをしてしまうでしょう。
・スポーツ選手のようなケガをしにくい?
スポーツをしていると、怪我をしてしまうことも多々あります。
野球少年なら野球肘。バスケットなら突き指など、よく聞きますよね。
確かに、スポーツをしないとそういった怪我と無縁なことはメリットかもしれません。
しかし、運動をしていないと身体を思うように動かせなくなり、日常生活の中で怪我をする確率が上がります。