スポーツ選手や子どもを撮影する時、どうしてもファインダーの真ん中に被写体を持ってきたくなりますよね。
やはりファインダーをのぞいた時に写したいものを真ん中に持ってくる方が簡単ですし、動いたときに追いやすいです。
これはこれで迫力ある写真が撮れていいのですが、ちょっとプロっぽくおしゃれな写真を撮りたいと思うのなら、縦横の3分割、計9分割のグリッド線に合わせて撮影するのがおすすめです。
今さら聞けない?3分割構図の使い方をおさらいしてみましょう。
今さら聞けない?3分割構図とは
3分割構図とは、画角を縦横で3分割し、交わった4カ所に被写体を持ってくるというテクニック。交点だけでなく、線も意識するとワンランク上のプロっぽい写真を撮影することができます。
プロのカメラマンは常に意識していますが、一般の素人カメラマンやスマホ撮りが好きな人も意識している撮影方法です。
そのためには、できるだけグリッド線を表示させておくことが望ましいです。
デジカメやスマホの設定から表示させておきましょう。
スポーツをしている子どもを撮影する時は
右側の縦線または左側の縦線に子どもの位置を合わせます。真ん中に子どもを置くよりも、左右の余白に周りの状況が映り、子どもがどんなスポーツをどんな状況で行っているかが分かりやすくなりますし、広がりや躍動感も生まれます。
花を撮影する時は
花束の場合は、もっとも美しくバランスの取れた花1輪に焦点を合わせるのがおすすめです。4カ所の交点のどこかにその花を配置しますが、上部の交点の方が世界観が広がる写真になりますし、周りの花がその1輪を引き立てます。
1輪のみを撮影する場合は中央上部の交点に合わせると、茎や葉も生き生きと映ります。
地平線や水平線があるところを撮影する時は
地面や海を主役にしたい場合は、水平線・地平線を中央より上の線に合わせます。
逆に空を主役にしたい場合は、水平線。地平線を中央よりも下の線に合わせます。
いかがでしたか?
被写体をど真ん中に置くよりも、3分割法の交点に配置すれば、周りの状況が一層被写体を引き立て、広がりのある写真になりますので、ファインダーを覗くときは意識してみましょう。