スポーツの秋。
気温が下がるとサッカーやバスケットボール、マラソンなどの走る競技の試合が増えてきます。
すぐに駆け抜けていく被写体の様子を躍動感たっぷりに撮影するにはコツがあります。
こちらではそんな躍動感のあるシーンを撮影するコツについてご紹介しましょう。
撮影に夢中になりすぎて邪魔にならないよう周りに注意して撮影してください。
マニュアルモードで撮影する
カメラは白と黒を基準にして露出を決めています。
バランスをとろうとするため、白い部分が多いとオートモードの写真は暗くなってしまいます。
子どもたちの運動会やサッカーの試合などでもどうしても白が多くなるため写真が暗くなりがちです。
スポーツシーンはユニフォームや体操着の色に露出が左右されてしまうということを覚えておきましょう。
そこで選択したいのがオートモードではなくマニュアルモード。
オートモードでも露出補正を使って平均的に明るくすることはできますが、白い部分の量によって露出がレベルが変わってしまうという難点があります。
そのためスポーツシーンではマニュアルモードで撮影するのがベターでしょう。
マニュアルモードでの撮影とはいっても、測光モードは「中央部重点測光」にしておくことがオススメです。
シャッタースピードを変えてバリエーションをつける
スピード感、躍動感があるスポーツをする人の決定的瞬間を収めたいスポーツシーンの撮影。
撮影前にあらかじめカメラの設定を行っておくことが大切です。
決定的瞬間は本当に一瞬の出来事なので、状況によっては瞬きしている間に撮りそこねてしまいます。
躍動感を表現するポイントはいくつかありますが、その一つがシャッタースピードです。
シャッタースピードといっても、高速シャッターでスポーツを楽しむ被写体の動きをしっかりと止めて撮影する方法もあれば、シャッタースピードを低速にして、被写体やその背景をブラして撮影する方法もあります。
何秒にするか、どこにピントを合わせるかなど、シャッタースピードを変えて、たくさんバリエーションをつけて撮影しましょう。
コツが掴めると面白い表情の写真がたくさん撮影できるようになります。
いろいろ試しながら楽しんで撮影しましょう。
ローアングルで撮影する
サッカースタジアムなど大きなスポーツ会場での撮影となると遠くからしか撮影ができません。
バスケットボールや陸上競技であれば被写体に近づいての撮影が可能でしょう。
その際ローアングルで撮影するといつもとは違う角度から撮影ができ、一味違うスポーツシーンを写真に収めることができます。
ローアングルで撮影すると背景がシンプルになるため撮りたいものが明確になります。
迫力や臨場感を表現することもできるので、できるだけ被写体に近づいて撮影するようにしましょう。