夏の全国高校野球大会は、選手たちの熱い戦いの場ですが、近年では同時に厳しい暑さとの闘いでもあります。
あらゆるスポーツで問題視されている猛暑を受け、今年は甲子園でもさまざまな暑さ対策が導入されます。その具体的な対策について詳しくご紹介しましょう。
目次
暑さ対策その1:クーリングタイムの導入
今年から新たに「クーリングタイム」が導入されました。地方大会では、5回終了後に10分間の休憩を設け、選手が水分補給や体力回復を行えるように。
この措置により、選手たちの健康を守りつつ、試合もスムーズに進行しています。
暑さ対策その2:試合時間の調整
甲子園では今年、午前と夕方の二部制を試験的に導入し、日中の試合を避ける取り組みが行われることが決まりました。
これにより、最も暑い時間帯を避け、選手や観客の熱中症リスクを軽減。また、特に暑さが厳しい日に「熱中症特別警戒アラート」が発令された場合は、試合日程の調整や中止も考慮されます。
暑さ対策その3:選手のための設備とサポート
各球場には、冷却装置やミストシャワーが設置され、選手たちが試合中にクールダウンできる環境が整えられています。また、スポーツドクターが帯同し、選手の健康状態を常にチェックしている学校も。これにより、異常が発見された場合には迅速な対応が可能です。
暑さ対策その4:ファンブレラの普及
観客にとっても暑さ対策は重要です。今年は、紫外線カットと送風ファンが一体化した「ファンブレラ」が注目を集めています。このファンブレラは、直射日光を遮りつつ、内部の熱を排出することで、観戦中の快適さを提供します。
2024年版高校野球の暑さ対策まとめ
夏の全国高校野球大会では、選手と観客の安全を第一に考えた暑さ対策が数多く導入されています。これらの対策により、選手たちはベストコンディションでプレーできるうえ、観客も快適に試合を楽しめるでしょう。
暑さ対策の様子をカメラに収めることも、今年の大会では貴重なシャッターチャンスになるかもしれません。選手たちがクーリングタイムで休憩する様子や、試合前後の水分補給シーン、そしてファンブレラを使用する観客の姿など、暑さ対策の現場を切り取ることで、今年の大会の特別な一面を捉えることができるでしょう。