スポーツ写真を撮影する際、手ブレしてしまった経験のある方は非常に多いです。
写真がブレてしまう原因は、被写体が動くことと撮影者が動くことにあります。
スポーツをしている被写体が動くのは当然のこと。
手ブレは、暗い場所での撮影の時におこりやすい現象です。
暗い場所でスポーツを撮影する場合
屋内で撮影を行う際、暗いと写真がブレやすくなります。
暗めの体育館などで撮影する場合は、ISO感度とシャッタースピードを上げてみましょう。写真の明るさを変えずにブレのない写真を撮ることができます。
とは言え、ISO感度を上げ過ぎると写真にノイズが出てしまうことも。
昔と比べて最近の一眼レフは高感度撮影にも優れたものも多くなっています。
これから購入するのなら、常用ISOが25600以上のものがおすすめです。夜間撮影にも優れているため、スポーツ写真以外にもさまざまなものを撮影してみてください。
また、絞りをあける(F値を小さくする)方法もありますが、上げ過ぎると写真がボケてしまうため、全体を鮮明に撮りたい方は気を付けて調整しましょう。
カメラの持ち方
カメラは両手でしっかりと持つことが基本。
右手でカメラをしっかりと持ち、左手は下から支えます。レンズが長い場合は、左手で下からレンズを支えてあげてください。
脇はしっかりと締めましょう。腕が安定してブレづらくなります。
脚は身体が安定するように、肩幅くらいに開きます。
手と脇と脚。3点に注意して撮影しましょう。
とは言え、スポーツ観戦中ずっと手・脇・脚に注意し続けるのは大変です。
そんな時は、三脚や一脚があれば便利。
三脚や一脚のかわりに
三脚や一脚があれば、手ブレを心配せずに写真が撮れるのに、持っていないし購入するほどかと悩んでいる方は意外と多いもの。
近くに机や手すりがあれば、そこにカメラを置いて撮影するという方法があります。
ただし、三脚や一脚を購入すれば、高さの調整もできるため、今後も写真を撮り続けるにならば購入してしまうのもおすすめです。
良い撮影スポットほど場所取りされやすいため、早目に現地に着くように心がけましょう。