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スポーツ写真を撮影するコツ

2019/09/25カメラの基礎知識

スポーツなど動きのあるものを撮影しようとすると、ブレてしまうとお悩みの方は多いのではないでしょうか。
今回は、スポーツをする子どもや家族、友人を、上手に撮影するコツをご案内いたします。

シャッタースピード

シャッタースピードが遅いと、写真はブレます。例えば星の軌道をカメラで撮影する際、シャッターは何時間も開きっぱなし。シャッターを開いている間ずっと写り続けるため、星の軌道がくっきりと分かる写真が撮れるのです。
では、スポーツをしている写真を撮影する場合に置き換えてみましょう。人が走っていく間ずっとシャッターが開いていれば、人の軌道が残りブレた写真が撮影されます。
そのため、スポーツなどスピードがある写真を撮影する場合は、シャッタースピードを速くしてあげるのがコツ。
シャッタースピードを上げることで、動きの一瞬を切り取ることに成功します。競技にもよりますが、最低でも1/125、できれば1/500は欲しいものです。1/1000ならば、F1の写真もキレイに撮影できます。

ピントを合わせる

カメラのピントを合わせる方法を知っていますか?一般的には、シャッターを半押しすることでピントがあいます。
しかし、動いている人に対してピントを合わせてシャッターを切るのは非常に難しいことです。
そこで上手く撮影するコツとしては、「ここに来たときにシャッターを切る」と前もって一定の位置に向けてカメラを構え、ピントを合わせておきます。後は、被写体がそこに来た瞬間にシャッターを押すだけです。
慣れるまでは何度も失敗してしまうでしょう。フィルムと違って、デジカメは消すことができますので、知らない人の試合で練習してみてください。
ちなみに、ピントの広さはF値で決めることができます。F値を小さくするとピントの合う範囲が広くなりますが、広げ過ぎるとボケてしまいます。被写体との距離によってどれくらい絞ればよいのか変わってきますので、他の人の試合を撮影して写り具合を確認しておきましょう。

流し撮りを練習しよう

遅いシャッタースピードにして、動いている被写体に合わせてカメラのレンズを動かします。そして、カメラを動かしながらシャッターを切ってください。
こうすると、被写体の周りがブレて写るため、躍動感のある写真を撮影することができます。これを流し撮りと言います。少し難しいテクニックですので、使いたい方は練習しておきましょう。
シャッタースピードは、1/60以下にするのがコツだと言われています。

連写モードを利用して

これらのことを試しても、スポーツ写真をうまく撮れない!という方におすすめなのが、連写モードです。シャッタースピードを速くして連写にすれば、必ず1枚は納得のいく写真も撮れるはず。
これも難しい場合は、奥の手として、動画モードで撮影するという方法もあります。

ズーム機能を使おう

スポーツの試合は、観客席と選手の距離が離れています。そのため、普通に撮影すると、被写体の表情が分からないどころか、本人なのかも良く分からないような写真が出来上がることも。
ズーム機能を使い、納得のいく写真を撮影しましょう。