埼玉県初の次世代スポーツAIカメラを活用した「NTT東日本 サッカー教室」が6月に開催されました。
このイベントでは、無人で撮影し、AIによる自動編集映像がサッカー教室での子どもたちの学びや気づきに活用されたのです。
次世代スポーツAIカメラを活用したサッカー教室の概要と参加した保護者の声をご紹介します。
AIカメラを活用したNTT東日本 サッカー教室
大宮アルディージャとNTTSportict、NTT東日本の協力により、地域のスポーツ振興と子供たちの健全な成長を目指して開催された「NTT東日本 サッカー教室」。
地域のサッカー少年少女に対し、大宮アルディージャの元選手など普及部コーチによる指導を提供する特別な教室です。
今回の取り組みでは、埼玉県内で初めてAIカメラを導入し、試合形式の練習時に撮影を活用しました。
NTTSportictが提供する「STADIUM TUBE」というソリューションを使用し、AIによる自動編集・配信を行います。
このシステムは無人で撮影し、選手やボールの動きを認識し、カメラマンが撮影しているような映像を自動的に編集・配信するものです。
サッカー教室参加者からの高い評価
今回のAIカメラを活用したサッカー教室で、主に2つの効果があり、参加した子どもたち、指導者だけでなく、保護者からも高い評価を得ました。
カメラ撮影の負担軽減
AIカメラの活用により、撮り漏れの心配がなく、無人で確実に撮影が行われました。
これにより、保護者や指導者の撮影負担が大幅に軽減されました。
適切な映像作成
AIのアルゴリズムにより、常にボールを追いかける形での動画が自動編集されます。
このため、子供たちに映像をプレゼントし、プレーを振り返り、今後の技術向上につなげることができました。
今後の展望
「NTT東日本 サッカー教室」は、革新的な取り組みであり、子供たちのサッカーへの関心と成長に大いに貢献しました。
今後も、「NTT東日本 サッカー教室」は、AIカメラソリューションに加えて、さまざまなICT・映像のスポーツテックを活用した練習プログラムを追加していく予定としています。
特に「高精細カメラを用いたキック分析」などの技術を取り入れ、子どもたちがより楽しく技術向上に取り組める教室や環境を提供していくとのことです。
子どもたちの技術の向上や保護者や指導者の負担が軽くなることに繋がることは喜ばしいことです。
しかし、カメラマンにとってはAIを超えるスポーツの熱量が伝わる作品を作る技術が必要になってくるでしょう。