新学期を控えて、なにかお子さんに習い事をさせたいと考える保護者の方もいらっしゃるでしょう。
スポーツ系の習い事をさせたいと考えているかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
お子さんにスポーツをさせると技術の向上や基礎体力がつくだけでなく、さまざまなメリットがあります。
こちらではお子さんがスポーツの習い事を始めたときのメリットとデメリットについてご紹介しましょう。
スポーツ系の習い事をするメリット
スポーツをすることによって、勉強や人間関係の構築などにも良い影響を与えます。
基礎体力がつく
3歳から12歳までの期間をゴールデンエイジ期といい、この期間に人間の神経系がほぼ完成されるといわれています。
この時期に必要な運動能力を高めておけば大人になってからも基礎体力、筋力がいい状態を保てる可能性が高いのです。
幼児期のうちにスポーツ系の習い事をして身体の使い方を学んでおく、基礎体力をつけておくメリットは大きいといえるでしょう。
集中力がつく
スポーツをするとドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどのやる気や集中力が高まる脳内物質を分泌します。
お子さんが家庭学習をする際に軽い運動をさせるのは集中力を高めるために理にかなっています。
スポーツへの集中力を勉強などに活かすことができるのです。
チャレンジ精神が育つ
団体や個人競技どちらにしても、スポーツには勝敗や記録などを競い合うことがつきもの。
その中で「もっと上手になりたい」「いい記録を出したい」「相手に勝ちたい」という気持ちが芽生えてきます。
次のステップに挑戦したいというチャレンジ精神が育まれるのです。
協調性が身につく
団体競技だけでなく、団体行動が多いスポーツ系の習い事。
同年代の子どもたちと触れ合ったり、年上や年下の子どもたちとコミュニケーションをとるうちに協調性が身につきます。
チームワークを意識した連携や声の掛け合いなど仕事にもつながる能力です。
ストレスが解消される
スポーツをすることで分泌される「セロトニン」。集中力を増すためにも必要なこの脳内物質は「幸せホルモン」という別名があります。
セロトニンが分泌されるとストレス軽減効果が期待できます。
ちょっとした運動でも分泌されるので、ストレスがたまったときは親子で運動してみるとよいですね。
スポーツ系の習い事をするデメリット
保護者が心身ともに疲れるケースが多いようです。
怪我のリスク
どんなスポーツでも怪我の可能性がゼロではありません。
どういった怪我のリスクがあるか、スポーツを習い事とする前に注意点をしっかり聞いておくようにしましょう。
家庭での時間が減る
スポーツ系の習い事は、しっかりと力を入れて取り組んでいる場合一日中試合や練習に時間をとられます。
サッカーや野球などの団体競技は試合時間も長く、待ち時間も長いため家庭での時間を有効に使うことを考えなければいけません。
遠征をよく企画する習い事であれば、休日はほとんどなくなると考えておいたほうがよいでしょう。
送り迎えが大変
スポーツをする場合、体育館や運動場など郊外で行うケースもあります。
学校や近隣の集会場などで行われている場合はさほどではありませんが、少し離れた球場などに毎回車で送り迎えをするのは意外と大変です。
習い事を選ぶ場合はアクセスの良さも条件に入れておくと良いでしょう。