スポーツをすることで身体能力を高めたり、集中力や想像力を育んだりすることができます。
それだけではなく、汗をかいて体温調節効果を高めるきっかけにもスポーツはなってくれるのです。
こちらではスポーツが技能やスキルを高めるだけではないことをご紹介しましょう。
汗をかくことの効果
汗は「散熱」と「産熱」によって体温調節を促します。
暑いときに汗として熱を放出し、体温があがりすぎないように、熱中症にならないように調節します。
寒いときには熱を発生させて体温がさがりすぎないように、低体温症にならないように調節するのです。
この体温調節機能は小さなころからスポーツなどで体を動かして汗をたくさんかくことで身に付きます。
体温調節機能が未熟なままだと体内に熱がこもりやすくなり、熱中症になりやすくなるのです。
体を動かすことで気づきを与える
スポーツの習い事をしていると暑くても寒くても練習があります。
準備運動をして体を温めても順番待ちや先生の指示を聞いているうちに体が熱くなったり寒くなったりしてしまうでしょう。
カメラのファインダーを通すとよりお子さんの体感気温が伝わってくるのではないでしょうか。
体温調節機能について気づくのは、寒い日にスポーツをしたあと、汗をかいているということです。
運動を始めたばかりのときは寒かったのに、保護者や先生から促されて走り回ったり体を動かしたりしているとだんだん体が暖かくなってきます。
寒くて厚着している場合は、温まりすぎないように汗が出るのです。
「さっきまで寒かったけど運動したら温まった」「暑くてダウンジャケットを脱いだら汗がひいて涼しくなった」
ということに気づけば、自分の体温を自分で調節できるおうになり、行きていく上で重要なスキルを手に入れたということになります。
体温調節機能を高めるきっかけを提供しよう
たくさん汗を書いて体温調節機能を高めるにはスポーツがぴったりです。
できれば習慣化できるトレーニングをとりいれるといいですね。
スクワットやウォーキングなどであれば取り入れられますし、習い事のスポーツに活かすこともできます。
回数や時間を増やしていくなどゲーム要素を取り入れたらお子さんの体温調節の習慣づくりのきっかけになるでしょう。
クールダウンも忘れずに
スポーツをして体を温めすぎると汗をかいて熱を放出します。
しかし体内の血流と発汗のバランスがとれていないと発汗による散熱では追いつかなくなることも。
スポーツの前後と長時間スポーツする場合はその合間にクールダウンして熱くなりすぎることを避けましょう。
定期的に休み、クールダウンすることでスポーツのパフォーマンスも向上するのです。