ここ数年、注目を浴びているロードレース。2020年の東京オリンピック競技大会でも盛り上がりを期待されています。
颯爽と自転車で駆け抜けていく姿はさわやかで、休みの日になると、車の横で勢いよくペダルをこぐ人達の姿を見かけます。
自転車と言えば個人競技と思われがちですが、団体競技もあります。メンバーが役割分担を決めて列をなして走る姿は、迫力ある写真を撮影することができます。
目次
迫力あるロードレースの写真を撮影したい!
迫力のあるスポーツ写真を撮影したいのなら、立体感を意識することが重要です。自転車+人の姿をまるまる1枚に収める必要は全くありません。
ロードレースでは、ライダーたちが連なってペダルをこいでいますので、被写体の姿だけでなく、後続のライダーの姿も収めると奥行がでてきます。
撮影場所はコーナーがおすすめです。傾いたホイール(車輪)から、躍動感がしっかりと伝わってきます。
しかし、単調な道でも、アングルしだいで迫力ある写真を撮影することができます。道路が斜めになるくらいにカメラを傾けてみてください。それだけで、躍動感が出てきます。下からあおって撮る方法もおすすめ。
また、足の位置も重要です。撮影側から見て、手前の足が上にあがり、奥の足が下にさがっていると、迫力ある写真に仕上がります。
シャッターチャンスを掴むコツ
ハイスピードで駆け抜けていくロードレースでは、シャッターチャンスを狙って撮影するのはとても困難です。
では、どうすれば納得いく写真が撮影できるのでしょう?
コツは連写機能。アングルに気を付けてたくさん撮れば、お気に入りの1枚が見つかります。
カメラに動体予測機がついていれば、ピンボケ写真も回避できます。シャッター速度は速めに設定して使いましょう。
また、スピードが落ちる上り坂での撮影もおすすめです。
ロードレース撮影時のマナー
ロードレースは、自転車とは思えないような速度でライダーが駆け抜けていきます。そのため、マナーを守って観戦・撮影をおこなわないと、思わぬ事故を巻き起こしてしまう危険性があります。
ライダーには触らない
当然のことかと思われがちですが、目の前を走行する選手たちの姿に興奮し、思わず手を前に出してしまう人の姿を見かけます。しかし、この手がライダーに触れると、転倒してしまう危険が!また、フェンスには寄りかかり上半身を乗り出して観戦するのもNGです。
距離感に注意
カメラ越しにライダーを見ていると、距離感がつかみにくくなります。特に望遠レンズでの撮影は要注意。被写体だけに注視していると、間近に迫った他の選手に気が付かず接触してしまうという大惨事になってしまいます。
コーナーはアウト側に
ライダーがイン側ぎりぎりを駆け抜けていきますので、コーナーで撮影する場合は必ずアウト側に立つようにしてください。もちろんアウト側に立っていても油断していると接触の危険性がありますので要注意。
持ち物の管理は徹底
沿道で応援する観客が振る旗が当たり、怪我をした選手もいますので、気を付けてくだし。
また、持ち込んだビニール袋や紙くず、ペットボトル等が風にあおられて、コース内に入ってしまう危険性も!