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トップアスリートは観客がいた方が能力が発揮できるの?

2021/07/17スポーツ写真撮影のコツ

コロナ禍の中での東京五輪の開催は、多方面への影響が懸念されているまま、走り出しました。もはや誰も止められない状況でしょう。
トップアスリートは観客がいた方がその能力が最大限に発揮されるのでしょうか?
五輪はテレビカメラ越しでも、新聞各紙の写真でも楽しめますが、選手や審判は同じテンションとはいかないようです。

無観客?有観客?揺れる東京五輪

新型コロナウイルスのワクチンを2回接種し終わった日本国民は、全体の1割程度。まだまだ感染拡大のリスクは避けられません。
さらにデルタ株(インド株)やデルタプラスの脅威も叫ばれています。
そんな中、無観客にするのか上限付きで有観客にするのか、なかなか答えを見いだせずにいる政府。(※ 2021年7月3日現在)

そんな中、5月に男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手が「ファンの感染が許される限り出場するつもりだ。そうでなければ参加は考え直す」と発言し話題になっています。
これは、「自分はトップアスリートとして、観戦するファンのためにプレーしたい、観客がいないのならプレーする意味が見いだせない・・・」という意味にも取れます。

日本のアスリートは政治的な事柄が絡む発言はしないのが一般的。苦しい胸の内を何も発信せずに「観客がいてもいなくても、自分は頑張る」という暗黙の姿勢を見せているようです。

無観客→アウェイなのに警告の数が少なくなる→エキサイティングなプレーが少ない?

今世界各国で、無観客でスポーツイベントが開催された場合の選手のパフォーマンスについて研究されています。
それによると、無観客で開催された場合、サッカーでいうイエローカードやレッドカード、審判による警告やファールの判定が少なくなったとのことです。
特にホームとアウェイでは一般的にアウェイチームの方が警告が多い傾向がありますが、ホームチームとほぼ同数だったとのことです。
選手にすれば、アウェイでは観客も敵。そのため、敵を応援する聴衆の歓声によっては、それをものともしない精神力も必要ですし、それによってエキサイティングなプレーが飛び出すこともあるでしょう。
しかし、無観客だと聴衆の偏った歓声がないため、終始冷静にプレーできたのかもしれません。

審判はプレッシャーから解放される?

審判は一般的に、ホームチームの選手に警告を出すのをためらう心理的作用が働くといされています。なぜならホームゲームであれば、自分が出した警告について観客が一斉にブーイングをしたりすることがあるからです。
しかし無観客であればどんな選手にどんな警告を出そうと、ブーイングも起こりません。そのためプレッシャーを感じることなく冷静に判定ができるのでは、と言われています。