まぶしい日差しがだんだんと柔らかくなっていく晩夏から、日増しに肌寒くなっていく晩秋まで。
秋の結婚式には、淡くて可愛らしい花よりも、くすんだ色や濃い色の花が人気です。
今回は、結婚式におすすめの秋の花をご案内いたします。
結婚式の雰囲気は、会場装花でイメージが変わってきます。
会場装花やブーケは、ウェディングフォトに写りこむうえ、メインで写真を撮影する方もいますので、しっかりと選びたいですよね。
こんなイメージにしたいなど決まっている方は、それを含めてプロ(結婚式場スタッフやお花屋さん)に相談してみましょう。
トルコキキョウ:優美・希望・永遠の愛・花嫁の感傷
トルコキキョウと言えばさわやかでかわいい色味を思い浮かべがちですが、秋のトルコキキョウは深い色味が特徴的。
ボリューム感のあるバラのようなフリルが特徴的で、結婚式やフォトウェディングでとても人気の高い優美な花です。
咲き始めの姿が、花嫁の期待と不安を抱いた感情を表現したようだと言われており、そこから花嫁の感傷という花言葉もつけられました。
白、ピンク、黄色、紫、ピンク、青、緑など、カラーバリエーションが豊富なため、会場を好きな色に染め上げることが可能です。
白には思いやり、紫には希望といった意味も込められています。
ダリア: 華麗・優雅・感謝
和名で天竺牡丹とも呼ばれるダリアは、可憐で大人っぽい雰囲気。結婚式で人気の花です。
華やかで明るいイメージの花ですが、主張しすぎることはなく、他の花との相性も抜群。
赤や黄色、白、紫、ピンク、オレンジ等さまざまな色があり、色によって持っている意味が異なります。
赤は華麗。黄色は優美。白は感謝。
紫、ピンク、オレンジ等のダリアには色別の花言葉はありませんのが、ダリア自体に華麗・優雅・気品・感謝・裏切り・不安定といった意味があります。
不安定や裏切りといった意味が気になる方も多いでしょう。これは、ダリアが流行したのがフランス革命で情勢が不安定だった頃だからとこのような意味がついたと言われています。
ダリアには大輪のものから丸い形がかわいいポンポンダリアものまで種類豊富。
花の色と種類が豊富なため、和装にも洋装にもおすすめです。
深紅などシックな色のダリアを使えば、秋らしい印象がさらに深まります。
菊:君を愛す・高貴・誠実
菊と言うと仏花のイメージが強く、結婚式には・・・と難色を示す方もいらっしゃいますが、菊柄の花嫁衣裳はよく見かけますよね。
菊は日本の国花です。皇室を象徴しており、長寿繁栄の願いを込めた高貴な花となります。
結婚式で人気の菊の花は、ピンポン玉のような丸いフォルムがキュートなマム(西洋菊)
特に和装に映える上品な雰囲気のため、和装ウェディングや前撮り写真、ウェディングフォトで人気です。
その中でもスプレーマムは、くすんだ色合いが大人っぽく、秋の結婚式には特に人気。
スプレーマムには「清らかな愛」といった意味もあります。