今回の結婚式場で働くPAからの一言は、前回に引き続き、有志の方・ご友人がPAをなさる時の注意点についてお話いたします。
今回はミキサー操作・周辺機材の取り扱い・注意点をお話しします。
・ミキサーの確認
ミキサーには大まかに分けて2種類あります。
アナログタイプのミキサーと、デジタルタイプのミキサーの2種類になります。
基本的な操作の方法は同じになります。
アナログ・デジタルの簡単な見分け方になりますが、液晶パネルが付いている物がデジタルミキサー、それ以外がアナログミキサーになります。
どの結婚式場・披露宴会場もアナログミキサーを使っていると思いますが、液晶パネルが付いているミキサーがあった場合、会場スタッフにご確認ください。
・ミキサーの操作方法 1
アナログ・デジタル両方の操作方法・操作パネルは基本的に同じです。
配置としては、左側に入力チャンネル(マイクやCDデッキから入力されるもの)、右側は出力(スピーカー等)されるものを扱うエリアになります。
各チャンネルの上の方にゲイン・EQ等の制御ツマミがありますが、今回は使いません。
誰でも簡単に操作・制御するために、今回は左側のチャンネルと、右側の出力のみを使って操作する方法をお話いたします。
まず最初に確認してもらいたい事なのですが、左側入力チャンネルのどの場所にマイクやCDデッキが繋がっているか、音を会場に出力するための右側のスイッチ(マスターフェーダー)、ミキサーを起動させるための電源スイッチの以上3点になります。
どの結婚式場・披露宴会場でも誰でも簡単に操作できるように、マイク・CD・音量と書いたシールが張ってありますが、会場によっては書いてない所もありますので、会場スタッフに確認してください。
また、電源スイッチですが、機材によって付いている場所がまちまちですので、合わせて確認をお願いします。
・ミキサーの操作方法 2
操作はとても簡単、左右下側にある上下に動くスイッチ(フェーダー)だけを使って行います。
フェーダーは下から上に向かって大きくなって行き、音を出したくない・切りたい場合は、フェーダーを一番下に合わせれば大丈夫です。
フェーダー横にメモリが書かれており、下が∞・上が10と書かれております。
入力側・出力側のフェーダーは基本0の位置に合わせておき、必要に応じてフェーダーを上下していく事になります。
左側入力チャンネルは微調整のために動かす、右側は基本0の位置に合わせて動かさないと思っていただくと、楽に操作できると思います。
左側操作は基本、マイクを複数使う場合・マイクの電源が切れてない場合・マイクとBGMを同時に使う場合の時になります。
・結婚式・披露宴当日の操作
結婚式・披露宴当日は、プログラム(進行表・アジェンダ等)を手元近くに置き、確認しながら操作して行きましょう。
今どのプログラムが進行しているかを把握する事によって、操作が簡単におこなえます。
また事前にプログラムを入手している場合は、必要な事を書き込み(どのBGMを使うか等)、操作がしやすいようにしておきましょう。