1月から2月初旬頃に結婚式を挙げる方の中には、節分を取り入れたウェディングを挙げる方もいらっしゃいます。
日本古来から続く行事、節分。
特に和装ウェディングに似合う、素敵な行事です。
節分について
節分とは季節の変わり目（立春・立夏・立秋・立冬の前日）を指すのですが、この中でも特に大切なが立春。
旧暦での大晦日にあたり、昔は立春が新しい1年のはじまりだったのです。
季節の代わり目は邪気が入りやすいと言われており、邪気を追い払うために立春前日の節分では豆をまいて邪気を払います。
精霊が宿るといわれる大豆を煎って使うのは、「魔の目を射る」から。この節分豆は福豆と言います。
豆をまいた後は、この1年、無病息災で過ごせるよう、年の数だけ福豆を食べます。これは地域によって、満年齢の数を食べる所もあれば、数え年の数だけ食べる所も。
また、関西から広まった風習に恵方巻の文化もあります。これは、七福神にちなんで7種類の具をまき、恵方を向いて無言で食べます。（太巻きを鬼の金棒に見立てているという説もあります）
結婚式に節分を取り入れてみよう
・豆まきをする
ゲストに豆を配り、新郎が鬼のお面をつけ、屋外で豆まきをしてみるのはいかがでしょう。
鬼になると縁起が良いの？悪いの？と悩む方もいらっしゃるでしょうが、実は誰が鬼になってもかまわないのです。
地域によっては、鬼が福を呼ぶと言われているところもあります。
節分には袴姿が似合いますが、タキシードの方が走りやすいですので、和装でも洋装でも衣装はお二人のお好みで大丈夫です。
後片付けが大変ですので、しっかりとプランナーの方と話し合ってから決めてください。
豆まきを楽しむゲストの姿や、豆に立ち向かったり逃げたりする新郎の姿は、明るく楽しいウェディングフォトを撮影できます。
・受付やお見送りで福豆を配る
結婚式の受付で、受付をお願いした友人に福豆を配ってもらう。
もしくは、ゲストをお見送りする時に新郎新婦が福豆を配るのもおすすめ。
縁起物として喜ばれます。
・フラワーシャワーの代わりに
フラワーシャワーの代わりに、豆シャワーはいかがでしょう。
滅多にない演出に、思わずゲストが笑顔になること間違いなし。
・ゲスト全員で恵方巻を食べる
恵方を向いて、ゲストと一緒に皆で恵方巻を食べるのはいかがでしょう。
なかなか壮観なウェディングフォトを撮影することができます。
・ウェディングケーキに一工夫
ウェディングケーキを、恵方巻にそっくりのロールケーキにしてみるのはいかがでしょう。
一風変わったウェディングケーキにゲストが驚くはず。
また、恵方巻ロールケーキを引き菓子にするのもおすすめです。
・節分をイメージした料理を
鬼の姿をしたおにぎりやピザ、シュクリームなど準備してみるのも素敵ですね。
可愛らしい鬼の姿をした料理に、ゲストはほっこりとした気持ちになることでしょう。
・会場に節分飾りを
受付やゲストのテーブルに、桝に豆を入れて飾るのもおすすめ。
節分豆と一緒に飾るものは、和素材のものがしっくりとします。