和装挙式。ブーケは何の花にしよう。会場装花はどうしよう。
悩まれる新郎新婦は意外と多いもの。
今回は、和装ウェディングにおすすめの花をご紹介いたします。
和装におすすめの花
・菊
菊は皇室の紋章。高貴で邪気を払う花とも言われています。
それにちなんでか、花言葉は「高貴」「高潔」「高尚」。まさに高貴で縁起の良い花なのです。
そんな菊の花を結婚式に選ばれる方は意外と多く、特に丸くてかわいいピンポンマムは人気があります。
ちなみに、紅い菊は「愛」、白い菊は「真実」、黄色い菊は「敗れた恋」、濃い色は「私を信頼してください」
ピンポンマムは「あなたを愛しています」、寒菊は「けなげな姿」「真の強さ」
菊と聞くと仏花のイメージを持たれる方も多いですが、実は葬儀に菊を備える風習は近代に入ってから。
とは言え、年配の方には気にされる方もいらっしゃるので、両親と相談しながら菊を使うかどうか考えるようにしましょう。
・カラー
凛とした表情が素敵なカラー。
花言葉は「清浄」「乙女のしとやかさ」「華麗なる美」と、結婚式にふさわしい花言葉が並びます。
白は「愛情」、ピンクは「情熱」、オレンジは「歓喜」、黄色は「壮大な美」、紫は「夢見る美しさ」、チョコレートブラウンは「凛とした美しさ」
和装ウェディングで圧倒的に人気が高いのは白いカラーですが、白い花に紫のカラーを入れるなどもビビットでオシャレ。チョコレートブラウンを使うとシックで落ち着いた雰囲気に。
・ダリア
洋装にも和装にも人気が高いダリア。大輪の華やかな花なので、結婚式におすすめです。
花言葉は「華麗」「優雅」「気品」
赤は「華麗」、白は「感謝」「豊かな愛情」、黄色は「優美」「栄華」
ダリアは実はキク科。和装に合うのも納得の、丸くて優雅なフォルムをしています。
秋の花ではありますが、結婚式の定番フラワーであるため、季節を問わず一年中流通。
ウェディングフォトでも、華やかなダリアは新郎新婦を引き立ててくれること間違いありません。
・桜・梅・桃
春ウェディングに人気が高いのが、桜・梅・桃などを使った会場装花。
これらの花は和装に取り入れやすく、華やかなのに清楚で美しい空間が引き立ち、素敵なウェディングフォトを撮影できます。
桜は「精神美」「純潔」、梅は「上品」「高潔」、桃は「私はあなたのとりこ」「気立ての良さ」と言った花言葉を持っています。
・雪柳
白い小さな花が、枝をうめつくすように咲く雪柳。
派手ではないけれど、美しい凛とした姿は、上品で大人っぽい和装ウェディングを希望する新郎新婦にまさにおすすめです。
花言葉は「愛らしさ」「静かな思い」「賢明」
・あじさい
和装とあじさいの組み合わせも人気があります。
あじさいと言えば「移り気」と言う結婚式にふさわしくない花言葉が有名ですが、実は「強い愛情」「一途な愛」「家族団らん」「辛抱強い愛」といった花言葉も。
梅雨時期に使われることが多い花ですが、秋にドライフラワーにしたあじさいの花を使って結婚式を挙げる新郎新婦も多いです。
和装に似合うブーケの形
和装ウェディングでよく使われるのは、コロンとした球体が可愛らしいボールブーケです。
ただし、人によっては「七五三みたい」と言う感想を持つ方も。
大人っぽい結婚式を希望される方には向きません。
クラッチブーケを合わせる方も多いですが、花選びを間違えると、神社でお祓いをする人のように見えることも。
実は、和装ウェディングではブーケを持つ必要はありません。
と言うのも、神前式では裾を持って歩いたり、儀礼に両手を使ったりするため、邪魔になるからです。
披露宴では末広(扇子)を持つのが一般的ですが、ここでブーケを持つ新郎新婦が増えています。
また、写真撮影用にブーケを準備する方も。
ブーケを準備する場合は、大きなものだと着物の柄を邪魔してしまうことがありますので、スタッフの方とよく相談しながら検討しましょう。