皆様、ご婚約おめでとう御座います。
今回は結婚式場で働くPAからの一言の第3回目として、有志の方・ご友人がPAをなさる時の注意点についてお話いたします。
有志の方やご友人がPAをされる時、親しい間柄の方だけが集まってなさる場合や小規模な会場を使用する場合などが想定されます。
ミキサーにふれた事がない方や、各種機器に詳しくない方などいらっしゃると思いますので、操作の仕方や注意点を2回に分けてお話しいたします。
今回は結婚式場・披露宴会場を使うにあたって、調べる事についてお話します。
・PAとは
第1回目のおさらいになりますが、PAとはPablic Address、またはProffesional Audioの頭文字を取った物になります。
直訳すると大衆・演説になりますが、イメージとしましてはライブ会場等でミキサーを使ってスピーカーから音を出す人と捉えていただくと分かり易いかとおもいます。
PAをなさる方は、総合的に音に関する物を扱う事になります。
・結婚式場・披露宴会場の下調べ
PAをされる方は、新郎新婦とともに会場の下調べにご同行する事をお勧めします。
調べるにあたって、マイクの数・有線マイクか無線マイクを使うか・有線マイクを使う場合、マイクコードの本数やマイクコードを差し込むソケットの位置・使われているミキサー・持ち込み音源データやメディアが使用可能な機材の有無・電源コネクターの場所・映像を使用する場合、液晶モニターなのかスクリーンなのかのチェック・スピーカーが備え付けの物か設置式の物かなど、チェックする必要があります。
・必要機材の貸し出しが可能か
会場規模にもよりますが、貸し出されるマイクの数と想定されるマイクの数が合わないなど、出てくるかとおもいます。
貸し出されるマイクの数は決まってますので、必要な本数をそろえる場合、別途オプション料金が発生する場合がありますので、会場スタッフの方とご相談ください。
また無線マイク(ピンマイク等)や有線マイクのコード・マイクスタンド等別途料金が発生する会場もありますので、合わせて確認をなさってください。
・照明も担当する場合
照明もPAと合わせて行う場合、照明の位置・操作パネルの場所・操作方法を調べる必要があります。
基本的には、照明用操作パネルはミキサーが置かれている場所の近くにありますが、会場によっては離れた場所にある事がありますので、会場スタッフの方とご確認ください。
今回は以上となります。
次回はミキサー等の機材の使い方や、注意点をお話しいたします。